概要
- 何らかの理由で膀胱から尿道の下部尿路の閉塞が起こることで発症する状態
- 膀胱が出血によって起こった凝血塊などで尿路を閉塞し、膀胱が緊満状態となる
- 状況によっては血圧低下やショック状態に陥る場合がある
原因
- 出血が最も多い原因。骨盤内悪性腫瘍に対する放射線治療などを行なった結果として生じる放射性膀胱炎や免疫抑制剤使用によって起きる出血性膀胱炎、膀胱腫瘍などからの出血などがある
- 膀胱炎などからも出血を起こすことがある
- 薬剤(抗凝固薬、抗精神病薬、抗コリン薬)など服用による排尿障害や残尿量の増加、膀胱内に留置された尿カテが原因となる症例も増えている
検査
- エコーで尿路内、膀胱内の状態を観察し、溜まっている尿量、凝血塊の量などを推測する
- 凝血塊の原因となっている疾患を調べる。また、尿細胞診や尿培養で原因検索を行う
参考文献
血塊による膀胱タンポナーデの臨床的検討 日泌尿器会誌 2006; 97: 743-7

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